Future Facilitiesでは、データセンターの設計者、ベンダ、所有者、運用管理者の業務改善に役立つソフトウェア開発を行っています。弊社のリサーチチーム、エンジニアチーム、製品開発チームは、15年以上にわたる経験を活かし、お客様が実際に直面している問題の解決に向けた研究を行っています。
私たちのソリューションであるデジタルツイン技術「6Sigma Digital Twin」は、熱気流解析(CFD解析)を用いることで、実際のデータセンターの重要な挙動を精度良く再現した3Dモデルとなります。Future Facilitiesは、データセンターの設計・運用管理を向上する「6Sigma Digital Twin」を広めていくことを目標としています。
私たちは、業界を牽引する以下の団体、専門機関、学術研究機関などによる活動に参加し、業界標準の確立と改善に向けて取り組んでいます。
データセンターの情報を業界へと伝えるDCAは、標準化団体に影響力を持つ業界団体です。私たちはここの団体に参加することで、ヨーロッパ内での活動や最新の情報収集を行っています。
外部環境から液冷まで、Future Facilitiesのリサーチチームはデータセンター業界が抱える問題に関する技術論文を継続的に発表しています。
データセンター業界に属する他の企業・団体と異なり、Future Facilitiesのリサーチチームは解析技術や関連する分野を得意としています。これまでの研究内容は他に類を見ないものが多いため、製品開発チームとはチーム間の垣根を越えてシームレスに連携しています。また、エンジニアチームがリサーチの領域に、リサーチチームがエンジニアの領域に踏み込んで活動することも少なくありません。
Mark Seymour : 最高技術責任者 (CTO)
Future Facilitiesの創立メンバーの一人であり、CTOを務めるMarkは、30年以上に渡る解析・実測業務、25年以上に及ぶ建物のHVAC業務での経験を持っています。Society for the Environmentの会員であると同時に、ASHRAE TC 9.9の活動メンバーであり、リサーチ部門の議長でもあります。また、米国科学財団 (NSF) のES2リサーチプロジェクトにおいて、業界諮問委員会の議長を務めています。
Kourosh Nemati : Applications Engineer & Research Manager
Binghamton Universityの博士号を持つKuroushは、35に及ぶ技術論文の発表、ASHRAE・InterPACK・IThermを含むデータセンター関連のカンファレンスでの登壇など、幅広い研究活動を行っています。現在はデータセンターの熱管理プロジェクトに注力しており、特に伝熱の分野において、実測値と予測値の両方のアプローチを用いたデータセンターの熱移動に焦点を当てています。