ケイデンス、データセンター向けデジタルツイン技術のパイオニア企業 Future Facilities社を買収

ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社 米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下ケイデンス)は、7月11日(米国時間)、データセンターの設計・運用に向けた物理ベースの3Dデジタルツイン技術を用いた電子機器の冷却解析およびエネルギー性能最適化ソリューションのリーディングプロバイダーであるFuture Facilities社を買収する契約を締結したことを発表しました。Future Facilitiesの技術と専門知識は、ケイデンスの Intelligent System Design™ 戦略をサポートし、二酸化炭素排出量の削減を考慮したデータセンターの設計、運用、ライフサイクル管理に関して、十分な情報に基づいたビジネス決定を行うことを可能にします。

Future Facilitiesの製品ポートフォリオには、業界をリードするケイデンスのCelsius Thermal Solverを補強する電子機器の熱解析ソリューションや、数値流体力学(CFD)ベースの革新的な電子機器冷却シミュレーション技術などが含まれており、電力消費の多いデータセンターの性能と冷却効率を最適化します。Future Facilitiesの技術は、データセンターのエコシステムを仮想化し、3Dデジタルツインを生成します。これにより、運用者は、実装前および運用中にデータセンターのあらゆる変更の影響を予測、視覚化、定量化することが可能になり、施設の設計と運用の効率化によってビジネス目標を最適化することができます。市場で実績のあるFuture Facilitiesの技術は、Hewlett Packard Enterprise、Digital Realty、Equinix、Kao Dataなど、ハイパースケール、エンタープライズデータセンター、マネージドサービス、コロケーションサービスを提供する主要プロバイダーに使用されています。

Hassan Moezzi(founder and CEO)
「高度なCFD技術の活用は、データセンターの熱効率解析において非常に大きなメリットをもたらします。私たちのデータセンターおよび電子機器に向けた技術ソリューションをケイデンスのIntelligent System Designに関する専門知識と組み合わせることで、チップ設計からデータセンターのあらゆる要素、さらにはデータセンターの設計と運用に不可欠な冷却装置に至るまで、性能、持続性、エネルギーの効率をさらに向上させることができるようになることを楽しみにしています。」

Tom Beckley(senior vice president and general manager of the Custom IC & PCB Group)
「世界のデータセンター市場はデジタル世界を牽引し、年間2000億ドルを超える投資が行われる巨大な市場です。Future Facilitiesの買収により、当社のFidelity CFDソリューションに、電子機器の冷却やエネルギー管理を含むデジタルツインソリューションが加わり、企業の生産能力の最大化、エネルギー効率の向上、コスト削減、重要インフラのリスク軽減を支援することが可能になります。」詳細はこちらから

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